過度な返礼品を続ける自治体はふるさと納税の対象から除外か!?
泉佐野市は真っ向から対立!
ふるさと納税を今年はどこにしようかと考えてネットで調べているあなた!

1万円の寄付に対して5000円相当の牛肉をゲットする事ができるのは2018年が最後になるかもしれません。
というか、2019年以降ふるさと納税に規制が入ることはほぼ確実になっています。
これはどういうことなのか詳しく解説してみました。
この記事の目次
【2018年9月】総務省がふるさと納税に規制の方針を示す
2018年に入ってからふるさと納税の見直し案がドタバタと動き始めた。
きっかけは野田総務相の9月11日の発言だ。

その要旨は以下の通りだ。
「ふるさと納税制度を抜本的に見直していく」
「返礼品は地場産品に限る」
「返礼品は寄付額の30%以下にするよう法制化する」
「違反した自治体は制度から除外し、寄付しても税の優遇措置を受けられなくなる仕組みを導入する」
与党の了承を得た上で地方税法改正案を来年の通常国会に提出し、早期成立による同4月の施行を目指す。
これに対しネットなどでは
もっと切磋琢磨させればいいのに。
モノからコトの体験とか。
不公平とか笑える、努力しないと潰れるのが社会だろ。
お役所感覚やめてほしい。
住民税流出してから焦ってるし。
など様々な意見が出ています。
【2018年11月】総務省の調査結果が公表される
ふるさと納税が活発化してくる年末に、気になる調査結果が公表された。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000585169.pdf
その要旨は以下の通りだ。
「地場産品以外を返礼品にしている市町村が73自治体」
「実質3割超の返礼品を送付している市町村が25自治体」
「のべ98団体のうち7団体が地場産品以外の品を3割超の返礼率で還元している」
「全1788団体のうち91自治体が制度に違反している」
今年が規制前最後のチャンス!
今からふるさと納税するならこの7団体
このような調査結果が発表されると気になるのが、総務省に徹底対抗している7団体ですよね。
ネットでは悲観的な意見ばかりかと思いきや
などと盛り上がっているふるさと納税ファンもいるそうです。
それでは早速これらの自治体を紹介していきたいと思います。
総務省VS地方自治体!?
これからふるさと納税すべき7つの自治体

泉佐野市は平成29年のふるさと納税受入額が135億円と断トツの第1位
どこにあるかというとココ↓

市内には関西国際空港があるようですが、それ以外に何があるのかはよくわかりませんね。
でもそんな泉佐野市を検索するとサジェストで「泉佐野市 ふるさと納税」と出てくるくらいふるさと納税については力を入れている自治体です。

泉佐野市のホームページにはふるさと納税の公式サイトがあり、こちらから返礼品を確認できることができるほか、「さとふる」「ふるさとチョイス」などからでもふるさと納税ができるようになっています。
タオル、布団に始まり野菜、酒・飲料、肉、カニ、うなぎ、まぐろ、各種加工食品・・・
まさにやりたい放題。
本気で取り組んでいるという事がヒシヒシと伝わってきます。
そんな中で私のおすすめの返礼品は
【大阪府泉佐野市】30年産 タワラ印厳選米 15kg
【大阪府泉佐野市】30年産タワラ印厳選米5kg×3 計15kg
- 寄付金:10,000円
- 内容量:30年産 魚沼コシヒカリ5kg、新潟コシヒカリ5kg、宮城ひとめぼれ5kg
魚沼産コシヒカリ、新潟産コシヒカリ、宮城産ひとめぼれ各5kgの数量限定セット
お米は消耗品なので、牛肉やカニといった高級食材はいらないけど食べ物が欲しいという方にもおススメだ!
1万円でお米15kgだけでもお得なのですが、魚沼産のコシヒカリが入っているのでよりお得!実際購入したら6,000円くらいにはなる商品の詰め合わせだ。


人口が7600人程度の小さな町
この小さな町が、平成29年は12.1億円もの寄付を集めた。この金額を町民から集めるとすると1人15万円以上の納税をしないといけないレベル

小さな自治体でもふるさと納税制度でうまくお金を集めることができる良い事例だ。
肉、魚、酒、加工食品からおせちに至るまで、200件以上の返礼品を選ぶことが可能だ。
なかでも私の一番のおすすめは九州豚肉の切り落としだ。
【福岡県上毛町】特盛り九州産豚切落し(4kg)

- 寄付金:10,000円
- 内容量:九州産豚肉切落し 500グラム×8パック
2017年度さとふる総合ランキング5位。特別にスライスした大きな切り落としです。500g入りが8パック入っており、お料理には便利です。
100グラム200円だとしても8000円相当の商品を返礼品でもらうことができる。
この商品も今年で見納めになるかもしれないので、気になる人は今年中に購入しよう。


2位の上毛町に続いてまたしても福岡県がランクインだ。
福智町は独自に特設サイトを開設しており、こちらからポイント制度というものを導入している。

寄付金額に応じてポイントが付与され、このポイントを利用して返礼品を選ぶことが可能だ。
また年内に使いきれなかったポイントは翌年に繰り越し可能なので、今すぐに欲しい商品がなくてもポイントのみを購入して後でゆっくりと欲しい商品を選ぶという事ができるのが特徴だ。
1万円の寄付に対し5000ポイントが付与される。
返礼品はおおむね1ポイント=1円程度の還元率となっている模様。
還元率は50%に設定されているようだ。
実際は商品によって1ポイント=1円以上であったり以下だったりするのでご自身の目で確認してほしい。
http://furusato-fukuchi.jp/tokuten/
福智町は総務省からの返礼品規制の趣旨を受けて制度を変更すると発表している。
現制度は2018年12月31日までと公表されているので注意が必要だ。
そんな福智町の一番のおすすめ商品はこれだ。
【福岡県福智町】とらふぐ刺し

- 寄付金:16,000円 必要ポイント:8,000P
- 内容量:刺身(33cm皿)、ポン酢、薬味(3人前)
最高級の味を誇る「とらふぐ」を熟練の包丁さばきで丁寧に調理。「とらふぐ」が最もおいしく味わえる食感の絶妙な薄さで刺身にし、華やかに盛り付けました。上品な旨味と弾力ある食感や歯ごたえが自慢のぜいたくな「てっさ」を心ゆくまでご堪能ください。
寄付金額16,000円で「とらふぐ刺し」3人前は安すぎる。
高級デパートで普通に10,000円はする商品だ。
12月1日から12月21日までであれば日付指定で配達も可能というところが嬉しい。
2000ポイントを追加して10000ポイントで鍋やひれ酒なども楽しめるセットにすることもできる。

ふぐはこれから寒い時期が美味しくなるので商品が届くのが楽しみだ。
以下 他の4団体のおすすめ品を一挙に紹介
下記の4団体は日用品というよりも個性的な商品が多い。
食品で高還元率の返礼品を狙うのなら、第3位までの自治体で選ぶ方が良い。
和歌山県高野町 | 10,000円で4000円分の旅行クーポン |
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沖縄県多良間村 | 10,000円で4000円分の旅行クーポン |
宮城県多賀城市 | 10万円以上の高額な寄付でもらえる電化製品が多く揃っている |
新潟県三条市 | 包丁、はさみ、鍋、フライパンが充実している |
平成最後のふるさと納税。来年はブーム終焉か!?
個人的は地方自治体の自助努力でここまでブームとなった制度を、役所が規制する必要はないと思うのだが。
高額納税者の多い東京都民が、過疎化の進む地方自治体を応援する制度なのだから、そもそも東京都が損をするのは当たり前で。。。

女性官僚っていうのはなぜ大きな目で物事を考えないのだろうか?

平成27年頃から急激人気になったふるさと納税バブルも今年が最後。
2019年の税制改正に注目。
泉佐野市がふるさと納税の自治体から除外されるか?
2017年のふるさと納税による寄付総額は約3652億円であるが、その中で全国1位の大阪府泉佐野市は135億円もの寄付金額を集めている。
これは泉佐野市の歳入の18%にあたり、市の貴重な税収となっている。
泉佐野市は、現在のところ返礼品を見直す意向はなさそうだ。
今回の総務省の調査についても、考え方の違いなどとして未回答。
総務省の中では完全にブラックリスト化入りしていると思われる、泉佐野市が今後制度の対象から除外となる法律ができるのかが注目される。
総務省は調査をまとめ12月の与党税制調査会で見直し案を示す方針だ。
まとめ
私たち庶民からすれば、返礼品の還元率はできるだけ高い方が良いに決まっている。
ほとんどの地域が総務省の「規制」を受け入れた中、泉佐野市の「抵抗」はむしろ応援してあげるべきではないのか?
ふるさと納税をめぐっては、総務省VS泉佐野市の様相を呈してきたが、私を含め多くの消費者が泉佐野市を応援しているだろう!
私たちの台所を守るためにも、がんばれー泉佐野ーとみんなで叫ぼう!
