みんなの儲け方

高田明社長が語る ブレない理念とお客様思考 #5

明は引退後もまだ生きてるよ

引退後は、株式会社A and Liveという会社の代表をしています。

ジャパネットたかたの経営には一切関与していません。

社名の「A and Live」は、

「今を生き生きと生きる世の中にしたい」

という想いから付けたのですが、

娘から

「明は生きてるよ」

という意味にした方がいいよと提案されています。

現在髙田社長は70歳です。

高齢者になると昔の話か病気の話ばかりです。

昔の話や病気の話が出てくるのは今に夢がないから。

「人はいくつになっても夢を持っていれば若くいることができる。」

年を重ねただけでは人は老いません。

私もラジオショッピングを始めたのは40歳を過ぎてからでした。

サッカークラブの経営は70歳が近くなってから始めたのです。

人生何を始めるにも、遅すぎることはないし、夢や目標もどんどん変わっていってよいのではないでしょうか?

117歳まで生きることを目標にしている

「66歳でジャパネットを辞めたときにこれから何するかなと考えました。真っ先にギネスの長寿記録まで生きようと思いました。男性の世界最高年齢は116歳ですから私は117歳まで生きることを目標にしています」

「そう考えるとあと40年も生きることになりますので、これから新たな挑戦をしていくのは全く遅くないという事です。」

会場拍手

現在は全国を講演活動などで行脚し、これまで300か所以上で活動しているということです。

高田さんは本当に70歳に見えないほど若く、声に張りがある。

声に張りがあるという事は、気力があるという事だ。

若々しい社長に年齢は関係ないのかもしれないなと思いました。

傾いていたクラブを立て直し、1年でJ1昇格へ

2017年には長崎県をホームとするサッカーJリーグのクラブV・ファーレン長崎の社長に就任しました。

髙田社長がJ1を発音するとゼーワンになる

 

V・ファーレン長崎をどのくらいの方がご存知でしょうか?

会場に数人が手を上げる。

実際、1000人中5人くらいしか手が上がらないほど知られていません(笑)

V・ファーレンはJ2に所属していましたが、クラブは火の車でした。

給料の未払い問題やチームの債務超過、入場者数の水増し問題などが相次いで発覚して、クラブは倒産の危機に瀕していました。

もともとジャパネットたかたはもともとV・ファーレン長崎のスポンサーでしたのこの窮地に、明氏が立ち上がったという事です。

社長就任後、明氏が行ったのは徹底的な選手目線での環境の改善でした。

テレビショッピングで商品を紹介した時と同じで、選手が気持ちよく試合に専念するためにはどうするかという事を考えたという事です。

試合前に明社長自ら会場に足を運び、選手たちとハイタッチを交わすと選手たちのモチベーションアップにつながります。

なんと”長崎の奇跡”が起こりました。

それまで4勝4敗1引き分けでJ2にいたサッカーチームです。

選手たちが安心して試合に集中する環境を整えモチベーションを高めたことでチームの後半戦は10勝3分の負けなし。

J1への自動昇格を決めました。

私はこのときに、多くのマスコミから「社長は何をして奇跡を起こしたのですか?」と聞かれました。

私は何をしたのでしょうか?

自分が率先して動くという事

髙田社長は日本各地で開催されるほとんどの試合に足を運んでいます。

ホームの試合では相手チームのサポーターを長崎空港でウェルカムボードで出迎えています。

また最寄駅からスタジアムの約2キロの長い道のりはV・ファーレンロード(おもてなしロード)と呼ばれていて歩くと30分以上かかります。

もともとは交通渋滞緩和のために歩くよう呼びかけましていましたが、商店街の人たちがボランティアでお茶やソーメン、日本酒などをサポーターに振舞うようになり、サポーターと商店街との新たな交流が生まれました。

試合前には1時間かけてスタジアムの周りをマスコットのヴィヴィ君と歩き、200人以上のサポーターと会話をします。

相手チームのサポーターとも交流することで新しい交流が生まれました。

髙田社長はサッカーのプレー自体に口出しすることはしないが、経営のトップとして自ら先頭に立って現場に立ち続けることで組織を活性化し、その心は選手のモチベーションアップやサポーターの増加につながっています。

トップが先頭に立つという事は、経営を行う時も、スポーツチームを再建するときも同じなのかもしれないですね。

まとめ 髙田流の考え方

最近は「地政学リスク」は話題になっていますね。

トランプ大統領が一言何かを言うだけで日本の株価も為替も大きな影響を受けます。

今日会場に来ている方の中に、トランプ大統領の発言を辞めさせることができる人はいますか?

北朝鮮問題、中国の問題、EUの問題にしても、ITの進化、グローバリエーションといった地政学リスクは個人では変えようがありません。

でも、その変えようがないことで悩んでいる人が本当に多いのです。

株価が乱高下したとしてもそれをどうすることもできないのです。

そもそも人間の脳に複雑にたくさんのことを解決する能力はないのです。

「みなさん、悩むのを辞めてスンプル(シンプルを髙田社長がはなすと)に考えましょう。

イスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラットはご存知でしょうか?

「ザ・ゴール」、「ザ・チョイス」など制約理論という考え方を確立した方です。

ここでは物事を複雑に考えずシンプルに考えることが大事であるという事が書かれています。

今ある悩み事をすべて解決しようとするのではなくて、シンプルに優先順位の高いところから一つずつ解決していくのです。

一番必要なことから取り組めば残りの問題はそんなに大した問題ではなくなります。

5年後、10年後に理想の人生を送るために、”今”をどう生きるか考えてください。

今を頑張って生きることで明日が変わり、明日頑張って生きることで明後日が変わっていきます。

”伝えたつもり”より”伝える”

ただし、”頑張って生きているつもり”では意味がありません。

テレビショッピングの時に”伝えたつもり”よりも”伝える”ことが重要と感じたことと同じです。

どんなにいいセミナーを受けて、素晴らしい人に出会って、良い本を読んだとしても、それで終わっていては明日を変えることはできません。

ジャパネットたかた時代、どんなに商品を紹介しても伝えたつもりになっていただけでは注文の電話はなりませんでした。

お客様に商品のよさを理解していただき、ちゃんと伝わったときに始めて注文の電話が鳴るのです。

みなさんもやったつもりになるのではなく、実際に優先順位の高いところから行動をしてください。

その行動が明日の皆様を作ります。

本当に素晴らしいセミナーでした。

成功する経営者というのは、みなさん素晴らしい経営哲学を持ってるなと感じました。

また哲学を持っているだけでなくそれを行動に変える力もあります。

わたくしのまとめ記事が、皆様のご事業の発展に少しでも貢献出来れば幸いです。

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