みんなの儲け方

高田明社長が語る ブレない理念とお客様思考 #1


ジャーパネット、ジャパネット♫

夢のジャパネットたかたー♫

ジャパネットたかた創業者の髙田明さんの講演会に行ってきました。

長崎の平戸で生まれた髙田社長がなぜここまで有名となったのか?

いまでは国民的に人気の高い髙田社長の生立ちやビジネスの考え方、これからの生き方をまとめさせていただきました。

この記事を読めば髙田社長のすべてがわかるという気持ちで書かせていただきましたので、少し長いですが是非最後まで読んでみてください。

<プロフィール>

高田明
1948年長崎・平戸生まれ。2015年に株式会社ジャパネットたかた代表取締役を退任後、株式会社A and Liveを設立。サッカーJ1クラブチーム 「株式会社V・ファーレン長崎」代表取締役社長に就任。著書に『伝えることから始めよう』(東洋経済新報社)などがある。http://www.aandlive.com/profile

 

髙田明の原点とは?

ジャパネットたかたの創業者が髙田明さんです。

「ジャパネットたかた」はもともと父が経営していた「カメラのたかた」が原点になっています。

1948年に長崎県平戸市に生まれ大阪経済大学経済学部卒業後、京都にある阪村機械製作所に入社し、貿易の仕事のため1972年から約2年間ヨーロッパで海外赴任を経験したそうです。

ヨーロッパ出張時代の高田氏
参考:NewsPicksより

 

お客様が喜ぶ写真を撮らないと買ってもらえない

海外赴任を経験後一度独立を目指すも、平戸へ帰郷し実家のカメラ店を手伝います。

そこで目を付けたのは観光写真でした。

皆様は観光写真というビジネスを知っていますか?

観光地や遊園地での写真を撮ってくれるカメラマンさんがいますよね?

1枚1000円とかして高いんですけど、思い出に買うかどうか悩んでしまうやつです。

長崎には温泉地があり、髙田さんはホテルの宴会場で盛り上がる観光客を撮影して、夜中の間に写真を現像。

翌日の朝食会場で写真を並べて写っている人に手売りするビジネスを始めました。

ホテルの宴会場で宿泊客に写真を販売する髙田明氏(右)
参考:NewsPicksより https://newspicks.com/news/1290088/body

 

当時はデジカメやスマホカメラなんてなかった時代ですから、このように写真を撮ってくれる人は重宝されたはずですよね。

この写真私じゃないです。

髙田さんがこの時ことを思い出してこう語りました。

朝ごはん会場で写真に写っている人のところに行って写真を見てもらうのです。

でもある観光客が「これ私の顔じゃありません」というのです。

すみませんと思い写真を再確認した髙田社長!

明らかにその方が写真に写っていたそうです。

でも観光客の方はこういったそうです。

「私はこんな顔ではありません。」

 

上記はイメージです。

 

会場爆笑

つまり、お客様は自分の写りが良い写真を欲しいという事です。

下手なカメラマンはとにかくシャッターを切るだけ。

お客さんが目をつぶったり、横を向いたりしていても撮ってしまいます。

もちろんそんな写真は全く売れませんので現像代の無駄です。

髙田社長はここでお客様が喜ぶ写真を撮らないと買ってもらえないという事を学びました。

次に1枚の写真をどうすれば10人の観光客に買ってもらえるか考えました。

そこでなるべく集合写真を撮るようにしました。

集合写真であれば、1回の撮影で複数の人に買ってもらえるからです。

集合写真は全員笑顔でないといけません。

みなさん歓談していますから、こちらから声をかけないといい写真が撮れません。

いい写真を撮らないと翌朝写真が売れません。

だから、「こっち向いてください」と明るく笑顔で声をかけます。

笑顔になってもらうトーク力はここで培ったそうです。

ジャパネットの起源となるお客様第一主義はこの時の経験が大きく役に立ちました。

結局このビジネスは25歳から40歳まで行ったそうです。

分割払い、金利手数料ジャパネット負担のワケ

もちろん、観光写真のビジネスだけではなくてカメラ屋さんですのでカメラの販売や写真の現像などのサービスも行います。

現像した写真をお客様に渡す髙田明氏。1980~81年ごろ
参考:NewsPicksより https://newspicks.com/news/1292181/body

 

当時、ソニーがパスポートサイズのビデオカメラを販売しました。

価格は1台198,000円でした。

このビデオカメラを髙田社長はたった2か月で100台も売ったそうです。

今と違ってインターネットはないのでもちろん1台ずつ手売りです。

佐世保にある小さなカメラ屋さんが、九州で販売台数トップになりました。

その結果をに驚いたソニーが特約店契約を結んでくれたそうです。のちにこのお店はソニーショップとなります。

ヤマト
ヤマト
髙田社長はどのようにして20万円もする高額のビデオカメラを販売できたのですか?

お客さんが商品を「欲しい」と思う瞬間

カメラ屋さんと言えばお客様が持ち込んできたフィルムを現像して写真に印刷します。

写真を印刷する際にそのお客様の家族構成を確認していたそうです。

どの家にお子さんやお孫さんがいるということがわかります。

小さいお子様のいる家に夕方訪問します。

何度も訪問すると、最初は相手にしてくれなかった家庭も、話だけでもという気になります。

そうすると髙田社長は家にお邪魔してお子さんやお孫さんをビデオカメラで映してテレビで見せます。

そうすると、可愛い子供の笑顔がテレビに写ります。

「子供の笑顔を思い出に残しましょう」

最初は購入する気がなかったお父さんの気持ちが揺らいできます。

「でも、20万円もお金がないから」

お父さんはそう言います。

待ってました!髙田社長の名言です。

「分割払いOKです。金利手数料も負担します。」

会場大爆笑!

モノをお客様に販売するというのは性能をアピールするだけでなく、その製品から得られる幸せを感じてもらうという事が重要なのです。

お客様のNOを一つずつYESに変えていけば、買わない理由がなくなるという事です。

お客様が商品を買いやすくするためのひらめきやアイデアは自分の経験から増やしてくという事です。

続き:ラジオショッピングを始める

高田明社長が語る ブレない理念とお客様思考 #2ラジオショッピングで年間売り上げが60億円に 1990年(42歳)になるとラジオショッピングをスタートしました。 はじめはテレビ...
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ヤマトです

サラリーマンの副業・副収入・独立、セミリタイア、インデックス投資、ブログ運営、節約の事を主に記事にしていきます。


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