10年後、今ある仕事のほとんどはなくなるかロボットに置き換わります。といったらどう思うでしょうか?
皆さんも一度はそんなことを聞いたことがあるかもしれません。
自分の仕事だけはなくならない。
と思ってはいけないと思います。
失礼を承知ですが、皆さんがいま行っている仕事の多くは、ほかの人でもできる仕事だと思います。
これからは「誰でもできることしかできない人」や「自分から発信をしない人」の価値はどんどん下がっていってしまいます。
しかし、価値を発信したい人にとってはこんな素晴らしい時代はありません。
今やブログやフェイスブック、インスタグラムなどでも、自分の価値を世界中に発信することは簡単になりました。
インスタで映えする写真を投稿したり、ネタのない人はTik Tokでおもしろ動画を作って投稿してみても楽しいでしょう。
もしかしたらこれからは遊び(趣味)=お金になる時代だと思っているのです。
この記事の目次
10~20年後には約47%の仕事がなくなる。おびえる銀行員
英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が発表した「雇用の未来‐コンピュータ化によって仕事は失われるのか」をご存知でしょうか?
米国労働省のデータに基づいて、702の職種が今後どれだけコンピューター技術によって自動化されるかを分析した結果、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至った。
https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf
この話を一度は聞いたことがあるかもしれません。
▼ちなみにマイケル・A・オズボーンはこんな人。
思っていたよりずっとイケメン
この論文ではレジ打ちや事務作業のような単純作業は10年以内になくなると予想されています。
▼ここまでの文章を読んで、私の仕事大丈夫かなと思った方は続きを読んでください。
例えあなたの仕事がコンピュータでもできる単純労働だとしても、心配しないでください。
AIの進化を上手にとらえて収入をアップさせる方法をお伝えします。
ヒント 自動運転技術が整備されてもタクシーというサービスはなくなっていかない
そもそも、昔から文明の進化とともに我々の生活や仕事も変わってきたと思います。
例えば、かつて我々の移動手段は馬車や人力車でしたよね。
それが、蒸気機関車や自動車の発明によって、今では馬車や人力車は観光地で見かける程度になってしまいました。
この移動手段の進化によってなくなった仕事は何だったでしょうか?
馬
ですよね。馬車を運転する人の仕事もなくなったかもしれません。
逆に増えた仕事もありますね。
車
ですね。はい。馬が車に代わっただけですから。
当時車を運転できる人は必要とされたでしょう。
それに伴って自動車教習所というビジネスも新しく生まれたかもしれません。
ここまでは理解いただけましたでしょうか?
で、ここからが大事なことです。
移動手段が変化しても、タクシーというサービスは400年以上前から存在するという事なのです。
Wikipediaによれば、馬車の時代のサービスのことを「辻馬車」と呼ぶそうです
辻馬車…あらかじめ決められた駅前などの道端で客を待ち、客を目的地まで運び運賃を貰う形式の二輪馬車。
https://ja.wikipedia.org/wiki/辻馬車
辻馬車というのは1600年代から存在するそうなのです。
これは私の想像ですが、いわゆるタクシーというジャンルのサービスは縄文時代とか弥生時代とかそんな時代からあるんだと思います。
つまり、大事なことは文明が進化しても変わらないニーズがあるという事です。
今あなたのお仕事がタクシーの運転手だとしましょう。
自動運転化技術がすごいスピードで進化していますね。
このままいけば10年後20年後にはタクシーに運転手は必要なくなるかもしれません。
というかタクシーという概念自体がUberなどの進出によって少し変わってきています。
まず、Uberが日本に進出したら、〇〇交通のタクシー運転手としてのあなたの価値はなくなるでしょう。誰でもタクシー運転手になれますから。
じゃあどうすればよいのか。
一つにはあなたに運転してもらいたいと直接指名が来るようなところまで自分の価値を高める方法です。
車はいつもピカピカ。乗り心地もよい。サービスもよい。それでいて値段が普通のタクシーと同じだったら乗りたくなりませんか?
実際、私の両親は空港に行ったり、長距離移動するときはご指名の運転手さんがいます。
それが自分に価値をつけフォロワーを増やすという事。
これができなければ運転手としての仕事以外に、他のビジネスを始めるという事を考えます。
まずはUberなどの配車アプリに登録し、今より効率よく仕事をするという動きをする人たちがいるでしょう。
配車アプリによってどこにお客さんがいるのかすぐにわかるので、お客様を探す時間は無くなります。
さらに、車で地域をグルグル動くという特徴を生かして、老人の買い物代行をしてあげたり、地域のパトロールをする人なんかが出始めてもおかしくないと思うわけです。
美人女性ドライバー専門などニッチのタクシー会社を設立して経営サイドに回るとかもよいと思います。
英語や中国語を勉強して観光ガイド兼運転手というのもまだまだ需要があると思うのです。
タクシー運転手だけでなくいますべての仕事をしている人たちにとって、自分のフォロワーを増やすか、自分の付加価値を高めるかという選択が必要となってきています。
あなたの仕事の価値を決定するもの
会社で上司などに「おまえの価値ってなに?」とか一度は言われたことがありませんか?
「は?なに上から目線で何言ってるの?」って思ったりしませんでしたか?
私はそういう嫌な上司にはいつも心の中でそう思っていました。
価値というのは、人より仕事が早いとか、契約が取れるとかそんなことだと思うのですが、あなた自身の価値が今後10年たって同じかというとそうでないと思うのです。
例えば、その仕事を誰でもできるようになってしまった場合はどうでしょうか?
①供給量の拡大
例えばマッサージ業というのがそうです。
みなさんマッサージに行かれたことがありますか?
みなさんの行くマッサージの60分の値段はいくらですか?
わたしが行きつけのマッサージは60分2980円です。
私の住んでいる街に、マッサージ屋さんが最近増えてきました。
接骨院とか整体という業種も含めると思い付くだけでも10店舗以上あるかもしれません。
みなさんの街はどうでしょうか?
おそらく同じような感じかもしれません。
私の街の、某ほぐし屋さんは数年前まで60分6,000円とかで営業していました。
ただ最近では3,000円程度の料金でサービスを行っているようなのです。
ほぐしの技術は熟練されているのにも関わらず、価値が下がってしまうよい例だと思います。
サービスの供給がニーズを上回ると高い価格で自分の価値を提供することは難しくなります。
②文明の進化
みなさんは大辞典とか大百科って知っていますか?
これ実際のうちの本棚なんですけど・・・
親が購入した大辞典が今でも骨董品のごとく残されているのです。
これ昔は100万円とかしたらしいのです。
1万円じゃないですよ。100万円ですよ。
うちの事務所のスタッフも若いころ、大辞典を訪問販売で手売りしていたそうです。
そういう時代が30年くらい前まであったみたいなんですよね。
いま、わからない言葉があったら皆さんどのように調べていますか?
ググりますよね。
その情報にいくら払いますか?
無料ですよね。
技術革新によってありとあらゆる情報を瞬時に手に入れるようになったので、辞書のようなただ言葉の意味を調べるだけのツールは無価値となりました。
いま情報からお金をもらおうとすれば、言葉の意味を調べるだけでなくその情報に価値がなければ無理ですね。
技術革新によって今後コンピュータやロボットで代替可能なことは価値がゼロになる。
③消費者のニーズの変化をつかむ
私は典型的なAmazon野郎です。
週に3つも4つもAmazonの配達が家に来ます。
妻に「またAmazonが来てるよ」といわれるのが日課になっています。
ちなみにほんとの妻はもっと優しいです。
店頭で物を購入することはほとんどなくなってしまいました。
ほとんどの人がこのような行動をとり始めると、家電屋さんや本屋さんなどは存続し得るのかですね。
私は、家電屋さんや本屋さんで現物を確認してから、Amazonで購入したりすることもあるんので店頭販売は無くなってほしくないのですが、きっとなくなっていってしまうでしょうね。
消費者のニーズに合わせて動けないと必要なものを置いていても購入されない
あなたの仕事の価値。ピンチをチャンスに変える2つの選択とは?
冒頭で記載したように、今後10年間で多くの人の仕事の価値が下がろうとしています。
上述した3つの要因の1つでもあなたの仕事が当てはまる場合、今と同じ仕事をしていて収入を増やすことはとても難しくなると思います。
誰かが昔、うまい例えをしていましたが
それは
下りのエスカレーターを必死に登っているようなもの
登るためには下りのスピード以上に上り続けなければいけません。
ただ、ルールが変わるときは同時にチャンスもあります。
みんなが変化に対応しなくてはいけないので、変化に早く対応できた人が、次のルールにおいての主導権を握れるチャンスがあるのです。
どんな人がチャンスを握れるかというと、そのヒントは女子高生にあります。
ご存知のように女子高生は変化への感性が非常に速いです。
逆に30を過ぎてくると、ブームとかよくわからなくなってくる。
これではダメなのです。
女子高生の感性を取り入れた「オジサンオバサン」は本当に最強です。
女子高生の感性を参考にして、自分の価値を発信していくのです。
例えばTikTokでは女子高生や可愛い子が意味もなく可愛い動画をアップしているんですけど、そこに自分の価値(美貌とか水着姿とか)をアピールする人たちもいて、突然そこでブレークした人たちが週刊誌で特集されるなんていうことが行っています。
ちなみに私のお気に入りはスッピン変化シリーズ
ピンチをチャンスに変える2つの選択とは?
①自分を発信していくこと
②多動力を発揮すること
たったこれだけです。
これだけをやり続けることであなたの価値は飛躍的に高まります。
もっと簡単に言うのであれば、人から多くのいいねをもらうことがあなたの価値なのです。
①自分を発信していく
いいねをもらう。フォロワーを増やすというのは、あなたの発信した情報に価値があるという事。価値を発信していくことを楽しむこと。フォロワーが何か困ったときに、あの人に相談すれば解決できるかもしれないという選択肢になってもらう事。
②多動力を発揮する
一つのことだけを専門にしないこと。
極端な話、一つの専門の勝者は一人しかいなくなります。
どこにいても世界中の情報が集められるから。
テクノロジーの進化で、そこそこのアマチュアとプロのクオリティの差がほとんどなくなってきます。とするとプロフェッショナルの価値が徐々になくなってくる。
とすれば、逆にすべてのジャンルでそこそこのアマチュアでいた方がよい。
プロではタブーとされていることを、アマチュアだからできてしまう事があるのです。
まとめ
・AIに自分の仕事を取って変えられ、社会に必要とされなくなるという発想はやめよう。
・AIを使いこなし、価値を生み出し、発信していく立場になろう。
・女子高生の真似をすれば、価値をどのように発信するかヒントになる。